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人生は、壮大な「実験」だ。― 理系夫婦が、ブログという名のラボを開設した理由

目次

はじめまして、「ととママの人生実験室」へようこそ

「もし、人生の重大な選択を、”勘”や”世間体”ではなく、論理とデータで検証できたら?」

このブログは、そんな素朴でちょっと生意気な問いから始まりました。

申し遅れました。私は ママ所長。元・医療系の編集者で、「エビデンスのある情報を、誰にでもわかる言葉に翻訳する」ことを生業としてきた人間です。このラボの運営と、記事という形で世に届ける編集を担当しています。

そして共同研究者であり夫であるのが、とと博士工学博士(専門は制御工学) を持つ、生粋の理系・論理派です。

ちなみに制御工学とは、ごく簡単に言えば 「対象を観測し、モデル化し、望ましい状態に近づけていく」 ことを扱う学問分野。── お察しの通り、人生そのものを”制御対象”として扱おうという本ブログのコンセプトは、夫の専門とも地続きなのです。

不確実性の時代と言われる今、私たち夫婦はひとつの仮説にたどり着きました。

「人生とは、再現不可能な一回性の実験である。ならば、観察・記録・考察を徹底するしかない」

感情に振り回されて悩み続けるより、データを集めて仮説を立て、試してみる。うまくいかなければ、原因を分析して条件を変える。── このブログは、そんな “人生をハック(攻略)するための試行錯誤の記録” です。


私たちの「実験履歴」:AIDから、IVF-Dへ

自己紹介として、まず私たちが現在進行形で取り組んでいる、もっとも個人的で、もっとも科学的な実験の話から始めさせてください。

第一子は、AID(非配偶者間人工授精)で授かりました。

AID(Artificial Insemination with Donor semen)とは、第三者のドナーから提供された精子を用いて行う人工授精のこと。医学的な事情により、夫婦間での自然妊娠や通常の不妊治療が難しい場合に選ばれる、歴史ある医療技術です。

私たちにとってこの選択は、何年もの議論とリサーチ、倫理的な対話の末にたどり着いた 極めて論理的な結論でした。もちろんその過程には、涙も、不安も、家族会議も山のようにありました。けれど最終的に背中を押してくれたのは、情緒ではなく「情報」と「納得」でした。

そして今、私たちは第二子に向けて、次の実験に挑んでいます。

── それが、IVF-D(非配偶者間体外受精 / Donor IVF) です。

AIDは「精子を子宮に届ける」までが医療の介入。一方で IVF-D は「体外で受精卵をつくる」段階まで踏み込む、一段階ハイレベルな技術だ。成功率・費用・身体的負担── すべてのパラメータが変わってくる。
はいはい、要するに「ステップアップした挑戦」ってことね。あなたの解説、いつも正確なんだけど、毎回3割くらい長いのよ(笑)

不妊治療は「感情の嵐」と語られがちです。でも私たちは、そこにあえて プロトコル(実験計画書) を持ち込むことにしました。

  • 通院や投薬のログ
  • 治療方針ごとの比較表
  • 費用の長期シミュレーション
  • 夫婦それぞれのメンタル状態のモニタリング

泣いたり笑ったりしながらも、「観察者としての自分」を見失わないように。同じ選択をしている方、これから検討する方にとって、私たちの試行錯誤が少しでも 地図の代わり になればと願っています。

📘 [note 連動予定]
治療費の実額、通院・投薬スケジュール、各ステップでの夫婦メンタルの揺れ── より踏み込んだ数字と心境の詳細レポートは、今後 note の有料記事として公開予定です。
👉 公開後、ここに note 記事へのリンクを追記します。


ラボで検証する「次のテーマ」

このブログで扱うのは、命の実験だけではありません。人生に存在するあらゆる「大きな意思決定」を、実験対象として取り上げていきます。

実験テーマ①:マイホームの売買 ──”住まい方”を問い直すライフスタイル実験

私たちはすでに一度、大きな住み替えを経験しています。

北関東の新規分譲地&新築戸建て → 東京の築36年・中古住宅(+リフォーム) への移動です。

きっかけは夫の転職でした。でも、選択肢は他にもあったはず── 単身赴任、長距離通勤、近隣県への移住。そのなかで、なぜ私たちは わざわざ「新築の分譲地を手放して、東京の築古を買い、さらにリフォームまでする」 という、一見すると遠回りな道を選んだのか。

そこには、スプレッドシート上の損得計算には収まりきらない、いくつもの “仮説” と “検証” がありました。

  • 子供の将来の 高校の選択肢 が、一校でも多い場所で育ててあげたい
  • じぃじぃ・ばぁばぁ と気軽に行き来できる距離で、たくさん思い出を積ませてあげたい
  • 新規分譲地には、住んで数年経ってから初めて見えてくる”将来課題”がある── 身をもって知った発見
  • 築年数の古い家を 自分たち仕様にリフォームして仕立て直す という選択肢の、リアルな手応えと大変さ

正直に白状すると、精密なキャッシュフロー・モデリングは私たちの得意分野ではありません。このラボで書きたいのも、ローン試算の細かい計算式ではない。

書き残したいのは、もっとその手前にある問いです。

「何を考えて、私たちは家を売ろうと思ったのか」
「何を考えて、築36年の家を買い、リフォームしようと決めたのか」

そこに至るまでの 意思決定のプロセスそのもの を、数字の手前にある”人間の判断材料”として、丁寧に言語化して残していきたい。

数字は、最後に背中を押す一要素にすぎません。それよりずっと前に、「自分たちは、この先の家族で、どんな日常を過ごしたいのか」という 仮説設計 があります。新築分譲地という”一度目の仮説”に住んで見えてきたこと。そこから「築古+リフォーム」という”二度目の仮説”を立てて、今まさに検証している最中のこと。── その試行錯誤の全部を、このラボで公開していきます。

📘 [note 連動予定]
北関東→東京移住を決めるまでに考えたこと、新規分譲地で数年住んで初めて見えてきた”想定外”、築36年の物件を選ぶまでのチェック項目、そしてリフォームで本当に大変だったこと── 数字の手前にある”生々しい判断材料”は、今後 note の有料記事として公開予定です。
👉 公開後、ここに note 記事へのリンクを追記します。

実験テーマ②:キャリアと「個人としての稼ぎ方」の再設計

編集者として積み上げてきたスキルを、これからどう活かし、どう再定義していくか。

会社に所属する働き方 “だけ” に依存するのではなく、

  • ブログ(本サイト)× note(有料記事) の二層構造での情報発信
  • 金融知識を活かした資産運用の最適化
  • 副業・複業による収入源の分散

といった 「会社員一本足打法」から「複線型キャリア」への移行実験 も、このラボの重要な研究テーマです。時間配分・学び直しへの投資対効果・実際の収益データまで、できる限り数字で追いかけていきます。

なお発信スタイルについては、「入り口はこのブログ、深部は note の有料記事」 という二層構造を想定しています。治療にかかった実際の金額、不動産売買のリアルな収支、家計や投資の具体的な内訳── よりセンシティブで踏み込んだデータは、覚悟を持って読んでくださる方に向けて、今後 note で別途お届けしていく予定です。


実験室の運営方針:とと博士とママ所長の役割分担

実験でもっとも大切なのは「再現性」と「条件の明示」だ。我々の選択が正しかったかどうかは、5年後、10年後のデータが証明する。だからこそ、すべてを記録に残す意義がある。
……で、それを”誰にでも伝わる言葉”に翻訳するのが私の仕事ね。博士の脳内論文を、読者の方にも楽しんでもらえる記事に編集して届けます!

論理で設計図を描く夫 と、言葉で橋を架ける妻。この2つの視点が交差する場所が、このブログ「ととママの人生実験室」です。

そして、ふたりで挑んでいる本当の仕事を一言で言うなら── 「意思決定そのものを、言葉にして残すこと」 です。

人生はすべて、大小さまざまな “意思決定の塊” でできています。不妊治療の選択も、家の売り買いも、キャリアの再設計も。そのほとんどは「なんとなくこう感じた」「たぶん、こっちが合う気がする」という 暗黙知 のまま、本人の頭のなかだけで完結し、記録されずに消えていきます。

でも── そこにこそ、本当の価値が眠っていると私たちは考えています。

言葉にした瞬間、暗黙知は 形式知 に変わります。形式知になれば、自分自身が後から立ち返ることもできるし、同じ地図を必要としている誰かに手渡すこともできる。

“定性的なものを言語化する”ことは、”価値を定量化する作業”そのもの。

このラボがやっているのは、煎じ詰めれば、その一点です。


結びに:「正解」ではなく、「試行錯誤」をシェアしたい

最後に、ここまで読んでくださったあなたへ。

ひとつだけ、先に申し上げておきたいことがあります。

このブログで記録していくのは、私たちが 「選んだ道」 の話です。でも、私たちは知っています── 選ばなかった道にも、別の幸せが間違いなく存在したはずだ、ということを。

もし第一子を授かれていなかったら、私たちはきっと今も、茨城のアパートで、ふたりでのんびり穏やかに暮らしていたと思います。そしてそれはそれで、間違いなく明るくて幸せな人生だったはずです。

一人で生きる選択。ふたりで生きる選択。家族を作る選択。子を持たない選択。── そのすべてが、等しく豊かで、等しく尊い。私たちは心からそう信じています。

ただ、その上で── 私たちはこの道を、自分たちの意思で選んできました。

誰かに勧められたからでも、世間の正解に合わせたからでもありません。一つひとつの分岐点で、夫婦で議論し、データを集め、自分たちの頭で考えて、「こちらに進もう」と決めてきた。だから、選んだ道の結果については、良いことも悪いことも、すべて自分たちで引き受けます。

このブログが記録するのは、その 「自分たちで選んできた」という事実そのもの です。


だから、このブログは「こうすれば幸せになれる」という答えを押し付ける場所ではありません。私たち自身、何が正解なのか、まだ分かっていないからです。

ただひとつ確信しているのは、人生の大きな選択は、誰かの成功事例をコピーするだけでは乗り越えられない ということ。同じ条件の人生など、この世にふたつと存在しないからです。

だからこそ、私たちが共有できるのは「答え」ではなく、

  • 問いの立て方
  • データの集め方
  • 意思決定のプロセス

── つまり、実験の設計図 そのものです。

命の選択も。家の売買も。キャリアの再構築も。正解のない問いに、データとちょっとのユーモアを武器に挑んでいく。

よかったら、あなたもこのラボの一員として、一緒に人生という壮大な実験を楽しみませんか?

── ととママの人生実験室、本日、開室です。

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